2020年9月18日金曜日

 HOI-LINK-α (ホイリンク アルファ)説明書


販売サイト https://nonsaya.thebase.in/

大変ご好評を頂いているHOI-LINK-HRですが、更に世界で活躍される方々の為にコントローラ入力装置ドングルの最高峰をめざす新製品を発売致します。

今回のポイントはスピードです、つまり1秒間にパソコンに送信されるスティック位置情報の更新回数を極限まで早くすることを念頭に開発致しました。

では1秒間に更新される位置情報が早くなると
どんなメリットがあるのでしょうか?

例)
1、例えばスティックの0%から100%までを1秒間かけて移動するとします。
2、位置情報の更新回数は1秒間に4回とします。

そうするとFCなりPCに送られる位置情報は

0秒後   0%
0.25秒後  25%
0.5秒後  50%
0.75秒後  75%
1秒後     100%
となります。

FCなりPCから見ると突然0%から25%の位置情報が来てその途中はありませんので
コマ送りのような処理をせざるを得ません。
しかしこれが1秒間に更新回数8回だったら、16回だったらどうでしょう
段々とスムーズな処理ができるようになります。

このように位置情報の更新回数は大きければ大きいほど
スムーズに処理ができるようになります。
言い方を変えると秒間15フレームのアニメーションと
秒間30フレームのアニメーション どちらがスムーズに見えるか? 
とでも言えるでしょう。


とここまで理解して頂いて。。。。

では受信機とは何をしてるのか?


これわかってるようで実際信号まで解析して
説明している所はあまりありませんので簡単に解説致します。

受信機は各社の電波信号(S-FHSS,D16など)によって送信機から送られてきた
現在の各軸の位置情報を受信します、
その後受信機に搭載されているマイコンによってSBUS信号に変換され出力され、
その後は実機でしたらフライトコントローラ、
シミュレータドングルだったらUSB信号に変換するマイコンに送られます

で受信機はSBUS信号に変換したあとどのように出力しているのでしょうか?

実際にオシロスコープによって信号を観測すると18ch分の位置情報の
SBUS信号を一回だけ出力している訳ではなく、
繰り返し18ch分の信号を出力していることがわかります。


一部分を拡大してみます。

このように18CH分の位置情報を出力したあと、しばらくの休止時間ののち
再度18ch分の位置情報出力を繰り返し行っている。
ちなみにここでの更新回数は1秒間に約70回、つまり70Hzとなっています。



この更新周波数、調べて見ると結構受信機によって差があることがわかって来ましたので手持ちの受信機を調べてみました
私はFRSKYユーザーですのでFRSKY系がメインとなります









これを見るとFRSKY系は110Hz、FUTABA系は70Hzぐらいということになります、
(現在私の手持ちの受信機を計測しただけですので他はわかりません)

ちなみにTBS(Team BlackSheep)のCROSSFIREという商品がありますが、
なぜ海外のFPV有力選手がこぞって使用するのでしょうか?
ロングレンジだから、ドローンレースでロングレンジ必要ですか?

これは私個人の考えですがこのCROSSFIRE、SBUSの更新周期が150Hzです。
これはFUTABA系の2倍以上のスピード、FRSKY系より40Hzも早い!
だから使われるのではないかと思います


ちなみにFRSKYのタラニスX9DをUSBケーブルでパソコンに繋ぐと
FRSKY系と同じように110Hzで更新されています。
(この場合オシロで確認するわけにはいきませんので、
車のRCシミュレータVRC-PROにて計測しています)


今回の改良点

現行のHOI-LINK-HRの更新周期は70Hzです、
FRSKYの有線接続(110Hz)に比べると約37%遅いことになります。
無線と有線との違いはありますが、シミュレータの世界戦で勝つための道具としては不十分との認識はありました。
(もちろん現行HOI-LINK-HRでも普通に使われる分には何も問題ありません
世界戦レベルの超シビアな話になります)

そこで今回HOI-LINK-αはファームウェアの大幅な変更を行い
現在最強とも言われるFRSKY有線接続(110Hz)より早く、
CROSSFIREと同等な150Hz品の受信機を使用し、SBUS→USB変換の
マイコンはその倍以上の300Hzでサンプリングを行い
PCに送信しています。

これにより信号の取りこぼしを無くし信号に冗長性を持たせました。


これにより大幅なスムーズ感(なめらかさ)を獲得することに成功いたしました、
今のところ国内トップ選手にテストをして頂いていますが、全ての方が
新型の方がスムーズで飛ばしやすいという評価を頂いています。

https://youtu.be/bnc-jtObfK8


HOI-LINK-α (ホイ リンク アルファ)
FUTABA専用品
価格 10,000円(税込み)HRに比べて受信機の差額分値上げになります
企画,製造,販売 
NONSAYA DRONE WORKS
ファームウェア設計,開発 ほいほい堂 http://www.hoihoido.com/blog/

















0 件のコメント:

コメントを投稿